新亜光学工業株式会社が信用される理由は歴史が語る
光学製品はいつ誕生したの
光学製品の中でも代表的なのが光学レンズではないでしょうか。
じつは光学製品の歴史を語る上でも、欠かせないものがレンズです。
かつてレンズは、水晶や鉱石を研磨したものが使われていました。
もちろんガラスも存在していたものの、レンズのような形にするには当時の技術で難しいため、ガラスよりも硬い鉱石が使われていたのです。
しかし現代同様、水晶や鉱石はかなり高価なものでした。
誰でも購入できるようなものではなく、当時は一部の特権階級にある人、また高尚な修道士などしか手にすることが出来ないのがレンズだったのです。
中世の絵画などで、片目のレンズを掛けている修道士などの姿が描かれていることがありますが、あれはお金持ちの修道士だということでしょう。
両目ではなく片目のレンズが重用されていたということも当時の主流でした。
今の原型となるものの誕生は
レンズの技術が進化するのが15世紀後期から16世紀頃のこと。
日本は当時、各地の武将が乱世を争う戦国時代です。
そんな時代に、イタリアのベネツィアではガラス技術の進化が始まります。
このころ、活版印刷が発明され市民階級にも聖書が普及するのです。
今では聖書というと当たり前に存在していますが、当時、聖書は誰もが手に出来るものではなく、高級なものとされていました。
それが活版印刷の影響で広く普及するようになり、多くの人が手に取れるようになったのです。
新しい考え方が書かれた読み物は注目を集めます。
いわばベストセラーといったところ。
しかし、小さな文字を読むにはレンズが必要な人も多くいます。
そこでガラス技術文化の先進地であったベネツィアで技術向上が進められ、ガラスのレンズが誕生することとなったのです。
これが光学製品の最初の一歩となります。